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オランダ・ベルギーが舞台の旅行前に読みたい本【旅行の読み物】

オランダやベルギーなど海外旅行するときにその土地の情報を知っておくと更に旅行を楽しむことが出来ます。

ガイドブックだけでなく、その土地に関した小説や旅行先が舞台となっている物語を読んでから行くと、物語や小説と重ね合わせて感じる事ができ、ただ有名観光地を見て回るだけの旅行とは違った楽しみ方ができます。

オランダとベルギーが舞台となっている本、小説や物語をまとめてみました。

 

ベルギーが舞台の小説

ベルギーが舞台となっている小説を紹介します。ブリュッセルや古都ブリュージュなどが登場します。

 

オリガミ 辻仁成

ベルギーの首都ブリュッセルに住む女性ヴァレリーが主人公の小説です。ベルギーや東京が舞台となります。

その男は、いつも深夜に現れる―角膜移植の手術後、悲しみの表情をたたえたアジア系男性の幻影を見るようになったヴァレリー。これは生前の提供者の強い記憶がもたらす残像作用なのか。彼を突き止め、どうしても会いに行かなければ。眼球に焼き付くほど強く愛したその痕跡を辿って、ヴァレリーはブリュッセルから東京へと飛び立った―運命によって呼び合わされた男と女の、明日への希望と祈りに包まれた愛の遍歴。

 

九月の四分の一 大崎善生

主人公は、ブリュッセルのグランプラスという広場の写真に魅了されベルギーへ向かいます。ベルギー・ブリュッセルとフランス・パリが舞台の小説です。

逃げるようにして、僕はブリュッセルへ辿り着き、世界一美しい広場で、ひとり悄然としていた。潰えた夢にただ悲しくてやる瀬なくて。そこで奈緒と出会った。互いの孤独を埋めるような数日間を過ごし、二人は恋におちるのだが、奈緒は突然、姿を消した。曖昧な約束を残して(表題作)。――出会いと別れ、喪失と再生。追憶の彼方に今も輝くあの頃、そして君。深い余韻が残る四つの青春恋愛短篇。

 

死都ブリュージュ G. ローデンバック

ベルギーの古都ブルージュが舞台の物語、「ブルージュ歴史地区」は世界遺産にもなっています。この小説を読んでからブルージュ
を訪れると美しい中世の街並みが、より深く感じることが出来るでしょう。

沈黙と憂愁にとざされ、教会の鐘の音が悲しみの霧となって降りそそぐ灰色の都ブリュージュ。愛する妻をうしなって悲嘆に沈むユーグ・ヴィアーヌがそこで出会ったのは、亡き妻に瓜二つの女ジャーヌだった。世紀末のほの暗い夢のうちに生きたベルギーの詩人・小説家ローデンバック(1855‐98)が、限りない哀惜をこめて描く黄昏の世界。

 

時のアラベスク 服部まゆみ

ベルギーのブリュージュも舞台の推理小説。

東京、冬。出版記念会の席上に届けられた深紅の薔薇から、惨劇の幕が開く。舞台は、ロンドン、ブリュージュ、パリを経て、再び冬の東京へ。奇怪な事件が続発し、事態は混迷の度を深めていく。精緻な文体と巧妙なトリックを駆使して、人生の虚飾と愛憎を描く長編本格推理。

 

フランダースの犬 マリー・ルイーズ ド・ラ・ラメー

誰でも知っている有名アニメの原作です。ベルギーのフランダース地方が舞台となっています。

フランダース地方を舞台にした少年ネロと犬のパトラッシュとの美しくも悲しい人生。ルーベンスの絵の下でのネロとパトラッシュの姿は永遠です

 

オランダが舞台の小説

オランダが舞台の小説をまとめています。題材にし易いからなのかミステリーが多いようです。

 

真珠の耳飾りの少女 トレイシー シュヴァリエ

オランダの画家 ヨハネス・フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女・ターバンを巻いた少女)」から着想して書かれた小説で映画化もされている。

黒いチューリップ アレクサンドル・デュマ

オランダで起きたチューリップ・バブルが題材の小説。アランドロン主演で映画化もされています。

ルイ14世によって引き起こされたオランダ戦争の渦中、オランダ国内は政治的党派の争いも過熱していた。その一方で、ハルレムの町は「黒いチューリップ」を作り上げた者に10万フロリンの巨額の懸賞金を出すというイベントを企画する。資産家の息子で根っからの園芸好きのコルネリウスは、全力をあげて品種改良に取り組む。だが隣家には、コルネリウスに対抗心と嫉妬の炎を燃やす園芸家ボクステルの目があった。彼はコルネリウスが当時の政治リーダーの叔父から重要書類を託されたらしいのを目撃する。

 

珈琲相場師 デイヴィッド・リス

17世紀のオランダ・アムステルダムが舞台の歴史ミステリー。

1659年、商業の中心として繁栄するアムステルダム。相場師のミゲルは砂糖の取引で大損し、弟の家に居候する羽目に陥っていた。ある日、彼は裕福な未亡人から新しい商品、コーヒーを紹介される。流行の兆しのあるコーヒーは多くの効用があり、彼はそれで大儲けする計画を立てる。だが、次々と妨害が。熾烈な駆け引き、そして取引所での息詰まる決戦。

 

こわれがめ クライスト

オランダ・ユトレヒト近郊の僻村が舞台のクライストのドイツ文学の喜劇

オランダの僻村の村長で裁判官をかねるアダムは、恋する少女の部屋から逃げ出すさいに家宝のかめを壊してしまう。出女の母はアダムの恋敵である男を嫌疑者として告訴する。事件の取調べにあたるのは言わずと知れたアダム。自分の罪をかくして、なんとか男を犯人にしたてようと躍起になるが

 

幻想運河 有栖川 有栖

オランダ・アムステルダムが舞台となっているミステリー。アムステルダムの様子も描かれている。

奇怪なバラバラ殺人を彩る真紅の薔薇の謎!!アムステルダムと大阪。2つの水の都に、男と女の夢が妖しく蠢(うごめ)く

 

アムステルダム運河殺人事件 松本 清張

巨匠 松本清張のオランダで実際にあった事件を元にしたミステリー。

アムステルダムの運河に浮かぶトランクから死体が見つかった。首、両脚、両手首が切断された死体は日本人商社マンのものと判明するが、捜査は進まず迷宮入りに。そこで記者である「私」は友人の医者と共に調査に乗り出す。一九六五年に起きた実際の事件を著者が謎解く表題作。

 

こどもと絵で話そう ミッフィーとフェルメールさん

オランダ・ユトレヒト出身のデザイナーであるディック・ブルーナが描いた絵本「ミッフィー」は有名ですね。ユトレヒトにはディック・ブルーナ・ハウスやミッフィーの看板などがいたるところで見られます。

こどもといっしょに絵を鑑賞したら、どんなにたのしいことでしょう。まっさらな目にうつる名画は、きっと「なぜ?」「なに?」でいっぱい。奇想天外でユニークな視点に満ちていることでしょう。そこには意外な気づきも待っています。見落とすなんてもったいない。たとえば日本でも人気の高い、オランダを代表する画家・フェルメールの絵を、こどもはどう観るでしょうか。「こどもに読み聞かせて」、こどもと絵について話したり、「大人が自分で読んで」、こどもの視線で絵を観てみたり。さあ、ミッフィーといっしょに、名画を観ていきましょう。

 

アンネの日記 アンネ フランク

第二次世界大戦中に、ホロコーストを避けるためにアムステルダム市プリンセンフラハト263番地の隠れ家にいたアンネによる日記。

自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記―「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。

 

南下せよと彼女は言う 有吉 玉青

オランダが舞台となる「アムステルダムたち」他、旅行小説を7編が収録された旅行短編集

異国の街並みと旅人が織りなす珠玉の旅小説
各都市の見どころをふんだんに織り交ぜながら、さまざまな人間模様が描かれます。オランダを舞台にした「アムステルダムたち」は、高校時代からの友人である男三人が、旅の途中でフェルメールを巡る互いの秘密に気づく、茶目っ気のある掌編。「秋の休暇」は、母を亡くした女性が一人パリを訪れ、亡き母の友人であるフランス人女性と再会し彼女と父との秘められた愛を知る物語。

 

アムステルダムの詭計 原 進一

松本清張のアムステルダム運河殺人事件 の謎を絡めたミステリー。

世界を震撼させたアムステルダム運河の日本人バラバラ殺人事件。被害者は「あの先輩」なのか?私は学生時代の苦く淡い思いとともに、真相と、あのころの自分を探し始めていた。

 

銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語 メアリー・メイプス ドッジ

オランダの農民の兄弟ハンスとグレーテルの物語、児童向けの本です。

スケート大会の1等賞の銀のスケート靴と、記憶をなくしたお父さんが埋めたはずの千ギルダー。これらの行方をめぐって、ハンスとグレーテルの兄妹がオランダを舞台にくり広げる感動的な物語。

旅行に本を持って行くのならKindleがオススメ

海外旅行中にのんびりと読書したいのであれば、電子書籍リーダーKindle(キンドル)の購入をおすすめします。電子ペーパーなので、何冊も本を持って行っても重くなりませんし、電池消費が少なく旅行中なら充電しなくてもよいくらい持ちます。またキンドルを持っていてプライム会員ならば月に1冊無料で本をダウンロードして読むことができます。

 

 

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