海外を旅行するのは、日本国内を旅行するのと比べて、格段に危険性が増します。初めて個人旅行する人や初めて海外旅行する人は、不安でいっぱいだと思います。
そこで、海外旅行に行く前の事前準備や、日本と同じぐらい治安の良い国のランキングや、安全に旅行するためのトラブルを出来るだけ避ける方法を紹介いたします。
外務省の海外安全ホームページを確認
一番、信頼できる情報は、やはり外務省の情報です。滞在先の最新の海外安全情報が記載されているので、海外旅行前には一度はチェックしておきましょう。特に個人旅行やバックパック旅行の場合は、自分を守るのは自分だけなのでマイナーな国を旅行するひとは必須です。
http://www.anzen.mofa.go.jp/ 外務省の安全情報サイト
旅行中にサイトをチェックするのは、余裕が無いのでなかなかチェックするのが難しいと思いますが、外務省の情報が配信される「たびレジ」に登録しておくと、旅行する国の緊急情報がメールで受け取ることが出来ます。知らない人も多いですがおすすめです。下記の事項が配信されます。
たびレジは、海外旅行や海外出張される方が、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などが受け取れるシステムです。
お役立ち情報の提供
たびレジに旅行日程を登録すると、旅行先在外公館の連絡先や、旅行先国の海外安全情報などが見られます。緊急時の情報提供
登録したすべてのメールアドレスには、在外公館が出す緊急一斉通報や、最新海外安全情報メールが送られます。緊急時の連絡
旅行先の国・地域で緊急事態が発生した時には、登録した電話番号や、宿泊先を基に、緊急時の連絡を行います。
また、海外でスマートフォンやタブレットを使う人は、公式の「外務省 海外安全アプリ」というものがあり、手軽に情報をチェックできます。iOS版とAndroidアプリの両方がありますので、iPhoneでもアンドロイドのスマートフォンでも使うことが出来ます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html アプリのダウンロードはこちらから
安全に海外旅行に行ける、安全な国ランキング
初めて海外旅行に出かける人や初めて一人旅する人は、最初は安全で治安の良い国を旅行したいですよね。そこで、イギリスのエコノミスト紙が発表している、「平和度指数ランキング」を、初めてでも安全に行ける海外旅行先のランキングとして書き出してみました。
北欧やヨーロッパなど、物価が高い国が多いですね。ヨーロッパはテロの危険性が以前より高くなったので、外務省の安全データも参考にすれば、より安全な国を選ぶことが出来ます。
ヨーロッパ以外では、カナダとオーストラリアと日本とブータンだけがランクインしています。ブータンは安全ですが、旅費の面で敷居の高い国ですね。
初めての海外は、オーストラリアやスイスあたりが安全性を考えた場合、無難な選択ではないでしょうか。
1位 アイスランド
2位 デンマーク
3位 オーストリア
4位 ニュージーランド
5位 スイス
6位 フィンランド
7位 カナダ
8位 日本
9位 オーストラリア
10位 チェコ
11位 ポルトガル
12位 アイルランド
13位 スウェーデン
14位 ベルギー
15位 スロベニア
16位 ドイツ
17位 ノルウェー
18位 ブータン
19位 ポーランド
20位 オランダ
http://www.visionofhumanity.org/#/page/indexes/global-peace-index より引用
海外旅行の時の安全性の高いバック・カバンは?
個人で旅行する際に持つカバンは、両手が空いて楽なのでリュックやデイバックという人が多いと思いますが、目の届かないところなので、リュックをカッターで切られたり、擦られたり、盗難にあう確率が高くなります。
一番良いとされるのは、ショルダーを斜めかけして、体の前に持ってくるのがベストです。これなら目が届くので、スリにあう確率も低くなりますし、カメラや財布など高価な物や貴重品を落とす心配も少なくなります。リュックしか持っていかない場合は、人の多い所では、前にかけるようにすれば、盗難される危険性は低くなります。
鞄の内側(外側ではダメ)に、パスポートを入れられるぐらいのファスナー付のポケットはあるといいですね。外側はファスナーで締めて、そのもう外側にフタ的なものが付いたバッグはさらにいいと思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/ より引用
しかし、ショルダーバックも絶対的に安全なわけではないので、治安の悪そうな所では、気持ちを引き締める必要があります。また、置き引きに遭わないために荷物をしたにおいたり、机の上に置いたりせずに、身に着けて置くのが安全です。
リュックはひったくりには強いが、背後からスリに遭う可能性が高い。ショルダーは、普通に掛けて手を添えていればスリには遭いにくいがひったくりには弱 い、斜め掛けはスリ、ひったくりに強いが、ひったくりの際に引きずられたり引き倒されて本人が怪我をする可能性がある。でしょうか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/ より引用
海外旅行保険に加入しておこう
治安の良い国で、旅行していても、事故や事件に巻き込まれてしまうことはあります。外務省のページでの勧められていますが、海外旅行保険には必ず入っておくようにしましょう。
保険に入っておくと、病気やケガした時の診療費、入院費、緊急移送費はもちろん、帰国するための交通費や通訳の費用、家族が迎えにくる費用も支払われます。また、貴重品が盗難に会った場合の補償や自分がホテルの設備を壊してしまったり、他人を怪我させてしまった場合の損害賠償金もカバーしています。
クレジットカードにも海外旅行の保険が付いていますが、額が少ない場合や、旅行費をそのカードで支払っていないと利用できないカードもありますので、補償額とクレジットカード自動付帯について事前に調べておきましょう。
海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは限りません。また、健康に自信があっても、海外では日本と 違う環境でのストレスや疲労により、思いがけない病気にかかる可能性もあります。列車やバスなどの交通事故にも、いつどこで巻き込まれるかもわかりませ ん。
こうした予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。実際、海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガ、盗難被害などにより多額の損害を被った日本人旅行者は数多くいます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html より引用
安全祈願のお守りを持って行く
神だのみとなりますが、旅行の安全祈願のお守りを持っていくのもありですね。自分では、そんなもの効果無いと思っている人の場合も、日本で待っている家族の不安が、少しでも解放する効果があります。下記のリンクでは、旅行のお守りについて書いています。
日本で常用している薬を持って行く
風邪や痛みなど、病気をしていると精神も弱ってしまって正常な判断が出来ず、危ない目に合ってしまうかも知れません。現地での病気は、現地の薬が一番と考えずに、日本で使っている薬を持っていく様にしましょう。
風邪薬
定番ですが、風邪薬。ちょっと寒気がしたら、早めに服用しておくのが良いでしょう。のみ薬にすると空港での検査が面倒なので粉末にするようにしましょう。荷物に余裕があるなら、粉末のスポーツドリンクも良いですね。
下痢止め・整腸剤・胃薬
慣れない食べ物を食べることも多いし、緊張から、お腹を下すことも多いです。下痢止め・整腸剤・胃薬も必須ですね。
酔い止め薬
普段は、乗り物酔いをしない人も、疲れた状態で長距離バスに乗ると、乗り物酔いしてしまう事があります。バスや船に少しでも乗る人は持っていくようにしましょう。
虫よけの薬
熱い国に行くときは必須ですね。デング熱など、虫を介した怖い病気は、まだまだ残っています。
飛行機の安全性をチェック
最近は、安い格安航空会社(LCC)が増えて、気軽に海外旅行できる様になってきました。しかし、名前の知らない会社も多く、キチンと整備されているのか不安です。海外のサイトで航空会社の安全性のランクが公表されていますので、危なすぎる会社は避ける様にしましょう。