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シベリア鉄道の寝台車に2時間だけ乗車、ウラジオストクからウスリースク

世界一長い鉄道として有名なシベリア鉄道の寝台列車に乗ってみました。区間はウラジオストクからウスリースクで2時間程の短い区間ですが寝台車に乗ることができます。

チケットはロシア国鉄のサイトで直接予約


チケットはロシア国鉄のサイトで予約しました。ここのサイトを参考に予約したのですが思っていた以上に簡単でした。旅行代理店で購入するよりも遥かに安くシベリア鉄道の乗車券を手に入れることができました。

本当はウラジオストクからハバロスクまで乗って一晩過ごしたかったのですが、スケジュールの都合で区間はウラジオストクからウスリースクまでにしました。

乗車する5日前に購入、料金は一番安い3等車の寝台で2人掛けの下段で750ルーブル(1300円ぐらい)です。予約を終えるとeチケットが発行されるので印刷して持っていきました。

ローカルタイムの夕方17時20分にウラジオストク駅を出発、ウスリースク駅に19時27分に到着するNo.351E便に乗車します。No.351E便はモスクワへ行くのではなく日本人には馴染みの無いワニノへ行く列車でロシア人の利用が多いようです。

ウラジオストク駅を出発


乗車する1時間前にウラジオストク駅に来ました。駅舎は100年以上前に造られただけあって趣があり美しいです。駅前にはスーパーやピロシキを売っている店があるので乗車前の食料の調達も簡単です。

 


ロシアの鉄道駅は建物に入るときは荷物チェックをするので少し面倒です。待合室には乗車待ちの人がくつろいでいます。駅内にはキオスクは無いですが自動販売機はあります。

 


下の階にはチケット売り場とトイレがあります。トイレは有料でした。

 


30分ほど前から乗車可能になるようなので駅舎からプラットフォームに出ます。

 


モスクワまでの距離9288kmが刻まれた標識、ここで記念撮影する人が多くいました。

 


寝台車だけでなく近郊を走る列車も発着しています。

30分前から乗車開始


車両ドアの前に車掌がいるので印刷したEチケットを確認してもらって車両に乗り込みます。

 


4人掛けの座席と2人掛けの座席が並ぶオープンな3等車です。ロシア号やオケアン号のように人気車両じゃないせいか、ほとんど空席で2割ぐらいのしか席が埋まっていません。

 


4人掛けの座席、家族や友人同士なら快適に過ごせそうです。

 


座席下には荷物を入れることができます。机の下にはコンセントプラグもありました。

3等車の上段は非常に狭い


4人掛けの上段ベットは高さが無く窮屈そうです。

 


自分が乗った車両は、乗りなれている人が多いのかほとんどの人が出発と同時に座席を折り畳んでベットにしていました。

自分の座席もベットにしてみましたが横幅は非常に狭いです。またコンセントプラグもありませんでした。

上段は横幅が狭い上に高さも低く窓も無いので1日以上乗るのは苦痛になりそうです。

 


連結部には熱湯の出るボイラー、火傷しそうなぐらいな熱湯が出ました。

 


飲料水もあります。

 


連結部にはお菓子やカップラーメン、ドリンクが販売されているコーナーもありました。

 


外の気温と時間、そしてまったく読めないロシア文字の電光表示。

 


まだ誰も使っていないのでトイレも綺麗です。

 


トイレ内の洗面。シャワーは無いのでココでシャンプーしたりするのでしょうか。

 


ウラジオからウスリースク間はこんな風景が続きます。小雨が降ってどんよりした空だったのが残念です。

 


通過する駅には列車内から確認できるデジタル時計が設置されていました。

2時間ほどでウスリースク駅に到着


時間通り2時間ほどでウスリースク駅に到着しました。食堂車や2等車、1等車も見学したかったのですが2時間はあっという間で見ることができませんでした。

 


寂れた雰囲気のウスリースク駅周辺、夜の19時半ごろですがまだ明るいです。

 


乗ってきた列車は20分ほど停車していました。中国との国境が近いためか中国系の人が大量の荷物と共に乗り込んでいました。

 


駅舎を通らなくても駅前広場に行けますが、駅舎の中に入ってみました。

 


切符売り場。ロシアというと冷たいイメージがありますが窓口のおばさんは外国人相手に笑顔で接客していました。

 


駅舎内には自動販売機やコンビニ的な店もありました。

ウスリースク駅前は少し寂しい


立派な駅舎ですが人は本当に少なくて寂しい。

 


駅前にはロシアではおなじみのレーニン像が出迎えてくれます。駅前には船をイメージした大衆食堂がありますがこの時間帯は閉まっていました。またタクシーやバスは駅前に止まっているので移動に困ることはなさそうです。

この後、町中心部にあるHotel Ussuriysk (ホテル ウスリースク)に向かいました。

 

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