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ラオスが舞台となっている小説や物語など旅行前に読みたい旅本【旅行の読み物】

ラオスやビエンチャンなどが舞台となっている紀行本や小説、物語、解説本など旅本をまとめてみました。

海外旅行するときにガイドブックだけでなく、その土地に関した小説や旅行先が舞台となっている物語を読んでから行くと、物語や小説と重ね合わせて感じる事ができ、ただ有名観光地を見て回るだけの旅行とは違った楽しみ方ができます。

うつくしい繭 櫻木 みわ

4編からなる中編集。うつくしい繭はラオスの村が舞台となっています。

空港も鉄道もない、ラオスの奥地の辺鄙な村。そこに佇む瀟洒なホテルのような施設に、世界中から選ばれた者たちが訪れる。コクーン・ルームで記憶の奥深くにアクセスし、その人に最も必要なものを見せてくれる<トリートメント>という施術を受けるために。心に深く傷を負った私は、レモネードという名前を与えられ、客室係の仕事をはじめるが……。表題作「うつくしい繭」をはじめ、愉悦に満ちた文章が、あなたを魂の旅に誘う。

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上 春樹

海外の様々な場所の紀行文集です。村上春樹の文としては珍しい東南アジアのラオスについての紀行文「大いなるメコン川の畔で ルアンプラバン(ラオス)」が収録されています。

そこには特別な光があり、特別な風が吹いている――ボストンの小径とボールパーク、アイスランドの自然、「ノルウェイの森」を書いたギリシャの島、フィンランドの不思議なバー、ラオスの早朝の僧侶たち、ポートランドの美食やトスカナのワイン、そして熊本の町と人びと――旅の魅力を描き尽くす、村上春樹、待望の紀行文集。「熊本再訪」初収録。

象の白い脚 松本清張

ラオスのビエンチャンが舞台の巨匠のミステリー小説。

取材でラオスの首都ビエンチャンを訪れていた石田伸一が、メコン河畔で死体で見つかった。谷口爾郎は取材と称し、石田の死の真相を調べるべく、ビエンチャンに入る。石田の通訳兼ガイドとして共に行動していた山本実に案内を頼み、死ぬまでの足跡を辿っていくが…。内戦に揺れるラオス国内の混沌とした現状が殺人事件と絡み合い、謎は深まるばかり―。

ミャンマーからラオスへ 古タイ族と出会う山岳回廊 桑野 淳一

タイ王国のタマサート大学客員教授でもある著者がラオスのルアンプラバンなどを歩いた紀行文。

麻薬地帯の代名詞として、かつて「黄金の三角地帯」と言われた地域は、まさにアジアの奥地を実感できる、旅好きあこがれのルートである。
タイ在住の著者が、現地の人に近い日常感覚で歩いたからこそ伝えられる、魅惑のアジア最奥エリア。通行が困難な時代から、人々は相互に商売をし、結婚をし、旺盛な往来をつづけてきた―。バスと徒歩の、シンプルであることがぜいたくな旅。写真多数。

ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義 新井 綾香

ラオスの農村開発の現場にNGOスタッフとして活動した著者によるラオスの現状を知ることが出来る一冊。

貧困は外部からの開発によってもたらされている!農民とともに活動し、悩み、問題を解決していった20代の女性の真摯な4年間。

シャム・ラオス・安南 三国探検実記 (中公文庫) 岩本 千綱

120年前のアジアのバックパッカー的旅行を知ることの出来る旅行記

明治29年12月から30年にかけて、巡礼僧に身をやつし冒険旅行を試みた2人の日本人。高岳親王や山田長政の事蹟を辿り、徳川幕府の鎖国令によって室町時代からの交流が途絶していた、南洋諸国の歴史的な疑問を究明する、苦難の踏査実記。

スクールボーイ閣下 ジョン・ル・カレ

ロンドン、パリ、香港、ラオスなどが舞台となるスパイ小説。

ソ連情報部の工作指揮官カーラの策謀で、英国情報部〈サーカス〉は壊滅的打撃を受けた。だが、その長に就任したスマイリーは反撃を開始する。〈サーカス〉の膨大な記録を分析し、カーラの弱点を解明しようというのだ。浮かび上がったのは、パリから東南アジアへと伸びる極秘送金ルート。その受取人を探るべく、スマイリーは臨時工作員ウェスタビーを香港に派遣した! 三部作の中核を成す巨篇。英国推理作家協会賞受賞作。

ラオス現代文学選集 二元裕子 訳

ラオス人作家の作品が17編収録されています。

本作品集には、社会主義国ラオスの成立(1975年)前後から今日に至るまでの、ラオスの現代文学界を代表する作家6人(ドワンチャンパー、チャンティー・ドゥアンサワン、ブンタノーン・ソムサイポン、ブンスーン・セーンマニー、フンアルン・デーンビライ、ドークケート)による17編の短・中編を収録しています。

http://www.daido-life-fd.or.jp/business/publication/publish/laos/683

ラオスを知るための60章 (エリアスタディーズ85) 菊池陽子 鈴木玲子 阿部健一

世界各国(地域)の概要をわかりやすく解説した入門書のシリーズのラオス編です。

国連によると「最貧国」と定義されるにもかかわらず、川と森に恵まれ飢餓に苦しむこともなく、自然とともに暮らすラオスの人々。1986年の新思考政策以降、開発の波に翻弄されながらも、独自の発展を目指す現在のラオスの様々な姿を紹介する。

老検死官シリ先生がゆく コリン・コッタリル

珍しいラオスが舞台となったミステリーシリーズ。コリン・コッタリルは東南アジアでユネスコやNGO活動を行いながら小説を書いており、ラオスにも数年すんだことがあります。

シリ・パイプーン、72歳。みごとな白髪に透き通るような緑の目をした老人だが、ただの年寄りではない。ラオス国内で唯一の検死官だ。引退して年金生活を楽しもうと思った矢先に任命され、やむなく勤務することになった検死事務所は、医薬品も乏しく、設備もお粗末。しかし、障害があるが解剖の腕は抜群の助手、しっかり者のナースなど一風変わったメンバーに囲まれて、訳あり死体続々のスリリングな日々が待っていた!そこでシリ先生は、死者が語る真実にやさしく耳を傾け、事件を解き明かしてみせる。気骨と人情で慕われる老医師が渋い推理を披露する、素朴なアジアン・ミステリー。

三十三本の歯 コリン・コッタリル

シリ・パーブーン先生シリーズの第2作目。

時は1977年、東南アジアの小国ラオス。国で唯一の検死官である72歳になるシリ先生は、灼熱の太陽のもと今日も死体と格闘していた―。自転車に相乗りした二人の謎の死人が運ばれてきたのを皮切りに、猛獣に首を咬みつかれ息絶えた女性が続けて現れるなど不可解な事件が頻発する。黒焦げ死体がみつかった古都ルアン・パバーンに赴いたシリは、魔力的なその地で三十三本の歯の秘密を知るのだったが…。現世と霊魂の異世界が渾然一体となった摩訶不思議な世界で繰り広げられる、霊魂ドクター面目躍如の活躍。ヒューマンな魅力あふれる極上のユーモア・ミステリー。

サワンナケートの布―太陽と洪水が育んだラオスの木綿 牧喜代子

美しいラオスの布について書かれた本です。

牧夫妻がプロデュースしたラオスの手紡ぎ・草木染・手織りの布。自然、素材、人材、文化を生かし、なにも日本から持ち込まず現地企業とはイコールパートナーという思いで携わった輸出するまでのプロセスと、今なお残るラオスの染織文化の貴重な記録です。

旅するラオス・ルアンパバーン案内+ついでにハノイ&サパ 島本 美由紀

ラオスの古都ルアンパバーンを中心に書かれた旅人目線のガイドブック。

東南アジア最後の秘境ともいわれ、「世界で一番行きたい国」1位に選ばれたこともあるラオス。雄大な自然と穏やかな人々が魅力で、街全体が世界遺産に登録された北部の街ルアンパバーンと、高速道路の開通で気軽に行けるようになったベトナム北部のサパ、人気のハノイのおすすめスポットをたっぷりご紹介します!

チックタック 約束の時計台 にしのあきひろ

お笑い芸人として有名な著者によるラオスが舞台の絵本です。

町のはずれにあるホタルの森の中に、こわれていないのに11時59分で止まっているふしぎな時計台があります。
その時計台には、ヘンクツジジイのチックタックが住んでいます。
もう何年もまえ、チックタックがもっと若かった頃、ここに、ある孤児の女の子が訪ねてくるようになりました。彼女の名前はニーナ。
チックタックとニーナは、夜12時の鐘の音を、いっしょにこの時計台で聞くことを約束します。
しかし、その約束がかなうことはありませんでした。
なぜなら、その森に「火の鳥」がやってきたからです。
――どうして時計台は11時59分で止まってしまったのか? その理由がわかったとき、必ず涙します。

ジャポニカの歩き方 西山 優里子

架空の「在ラオ日本大使館」が舞台となったコミックですが、実際のラオスの地名が出てきます。作者の西山 優里子は父がラオス大使館員で実際にビエンチャンに住んだ経験があります。

初めて訪れた海外でヒドイ目にあい『二度と海外には行かない』と決意した青海空土。しかし就活に失敗しニートになってしまった空土は、バイト先で知り合った外交官・横溝に、年齢制限もなく特別な資格がなくてもなれる『在外公館派遣員』になるよう誘われ、何とか試験に合格、在ラオ日本大使館に赴任した。純日本人・青海空土の海外でのお仕事ライフが始まる!作者の実体験を基に描いたプロローグ『ラオスのゆりこちゃん』も収録!

グリンベレーの挽歌 柘植 久慶

ベトナムやラオスが舞台となる冒険小説。

地獄のインドシナ戦線に乗りこんだグリーンベレー大尉・蜂田迅。持ち前の勇猛果敢さで数々の武勲をたてるが、ある日、グランヴィル大佐から、米軍兵士がヘロインに汚染されていることを教えられる。どうやら、その密輸ルートはラオス航空の貨物便にあるらしい。大佐の要請で蜂田はラオスに潜入するが…。実体験をもとに描く国際冒険小説。

地球の歩き方 ラオス 2019~2020

定番の旅行ガイドブックのラオス編。

アジアで最ものんびりした時間が流れるこの国は、「東南アジア最後の秘境」と呼ばれる。街全体が世界遺産に登録された美しき古都ルアンパバーン、成長し続ける首都ビエンチャン、謎の石坪平野ジャール平原、山岳民族の宝庫ルアンナムター、旅人の心をとらえて離さないこの国にぜひ足を運んでほしい。

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